「義務」が「まあ、やってもいいか」に変わる。結果を求めない超低負荷な勉強習慣術

考え方

学び=苦行だったあなたへ。「まあ、やってもいいか」への道筋

「学生時代の勉強なんて義務だった、嫌いだった」

そう感じる人は多いでしょう。社会人になっても、「キャリアのため」といった義務感が学びにつきまとい、いつの間にか「やらなければいけないこと」のリストに変わっていませんか?

もしあなたが、心のどこかで「勉強に対する忌避感をなくしたい」「無理なく学べる状態になりたい」と感じているとしたら、この記事がそのヒントになるかもしれません。

かつて私も「学びは義務であり、楽しくはない」だと感じていました。しかし、あるシンプルな工夫を取り入れたことで、学びが「義務」から「まあ、やってもいいか」という許容できる状態に変わっていったのです。(時々、知識の連結に「少し楽しいかも?」と感じる瞬間も出てきました。)

重要なのは、「学びをいきなり楽しい!に持っていくことは難しい」と認識することです。これまで義務教育やその後の義務感でやってきた勉強や学びが、すぐに「楽しい」に変わるわけはありません。

まず目指すべきは、「めっちゃ楽しいわけではないが、抵抗なく続けられる状態」。この記事では、この許容できる学びをコツコツと積み重ねるための3つの習慣をご紹介します。

義務感を削ぎ落とす学習の3つの習慣

大人の学びが挫折する最大の原因は、「楽しさ」や「結果」への期待が高すぎることです。私たちの目標は、「ストレスを感じず、とりあえず手をつけられる心理状態」を作り出し、それを習慣化することにあります。

この学習を実践するための3つの習慣を見ていきましょう。

習慣1:抵抗が低いことを、学びの入り口にする

まず、あなたにとって「めっちゃ楽しいわけではないが、抵抗なくパラパラと眺められる」範囲の行動を洗い出しましょう。これは「純粋な好奇心」というより、「まぁ、いいか」で許容できる程度の行動が理想です。

たとえば、私の場合の「食」からのアプローチです。

  • 「美味しいものが好き」という、そこまでハードルが高くない興味から、世界各国の料理や食文化に関する本をパラパラと眺めてみます。
  • これは「料理を極める」という目標ではなく、手軽な暇つぶしの感覚です。

この抵抗のない行動が、学習に自然と繋がっていきます。料理本を眺めているうちに、「へぇ、この国の国旗ってこんなデザインなんだ」とか、意識していなかった情報に自然と目が留まります。

というように、負荷の低い行動でタネをまき、抵抗なく情報に触れる過程で、歴史や地理といった学びたい分野の知識に自然と接触できるのです。

習慣2:とにかく「学びたい分野の本」を5分だけ眺める

「歴史は学びたいけど、ハードルが高くて続かない……」

そんな時に私が試したのが、小中学校用の社会の教科書をたった5分だけ眺めることでした。

ポイントは、「楽しくないことを許容する」こと。 ただめくるだけ、パラパラ見るだけでOKです。覚えよう、知ろう、といった特別な努力は一切必要ありません。この「ハードルの低さ」が、忌避感なく続けられる習慣を作る鍵になります。

この時、義務感で使っていた小中学校で覚えた知識と、目の前の情報がふっと繋がる感覚があれば儲けものです。

【ちょっとした工夫】

教科書や参考書を選ぶ際は、自分が「見やすい」「手に取ってもいい」と思えるものを探すのがおすすめです。内容の難易度よりも、デザインやレイアウトが心地よいものを選ぶことで、物理的な手に取りやすさ(許容度)が高まります。自分がいいと思うものを選んでみてください

習慣3:旅行や経験で「体験」と「知」をリンクさせる

習慣2で得た知識は、まだ「点」の状態です。これを次の学びへと繋げるのが「体験」です。

時々旅行に行ったり、博物館を訪れたりして、そこで得た体験を過去の知識と連結させると、知識が次なる「知りたい」に繋がる機会が増えます。

  • 例えば、旅行先で見た城の建築様式や、町の名前の由来をパンフレットで見た時、それが習慣2で眺めた社会の教科書の内容と繋がることがあります。
  • 知識が「点」ではなく「線」になる瞬間です。この「連結する感覚」が、次の好奇心を生み出す原動力となります。これが快感につながる可能性を秘めていますが、すぐに快感が得られるわけではないと認識しておくことが大切です。

これらの習慣をコツコツ続けることが肝心です。 最初はそんなに楽しくなくても、続けることで徐々に知識の連結が起こりやすくなります。

「快感」に変わるまでをどう乗り越えるか

「知識の連結が快感になる」という状態は、残念ながらすぐに訪れるものではありません。最初は、「そんなに楽しくもないけれど、やっている」という期間が必ず存在します。

この「楽しくはないけれど、やっている」という期間を乗り越えるためのマインドセットこそが、継続の鍵となります。

大切なマインドセット:「結果」を求めず「習慣」を目標にする

義務感での勉強は常に「良い結果」や「目標達成」を求められますが、このフェーズで目指すのはそれとは異なります。

結果を焦らず、「まあ、やってもいいか」という心理状態を定着させることを最優先にしましょう。「5分だけ」「ついでに」「遊び半分で」という姿勢で、学びを身近なものにしていきましょう。この地道な習慣化こそが、最終的な目標である「学ぶ楽しさ」への土台となります。

まとめ:今日からできる学びの一歩

学びを義務から解放し、許容できる状態に変えるためには、「抵抗の低い行動」を大切にし、学びのハードルを徹底的に下げることが重要です。

  1. 「抵抗の低い範囲」から学びの入り口を作る。(例:料理の興味から地理や歴史へ)
  2. 「5分だけ教科書を眺める」など、結果を求めない超低ハードルの習慣を一つ作る。
  3. 「体験」と「知」をリンクさせ、知識の連結を促す。

さあ、まずは今日、最も抵抗の低い分野から手を付けてみましょう。その「まあ、やってもいいか」という小さな一歩が、知識を繋ぎ、学びを義務から解放する大きな連鎖の始まりになります。

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