読後のモヤモヤ感
これは一言で言うとうざい。しかし私は、このモヤモヤ感を意外にも大切にしている。
読後のモヤモヤは何に役立つのか
読書後のモヤモヤは、自分が感じていることや価値観へのフィードバックだと感じる。
著者の主張が飲み込めるのか、飲み込めないとするなら、なぜ飲み込めないのか。
この主張を組み立てていく材料になると思う。私の場合は、モヤモヤを人に話したり、紙に書き出して自分の考えの組み立てに使っている。
個人的に、読書後のモヤモヤはやだなーって思うこともあった。
だけどモヤモヤをそのままにせずに考えることで、自分が何に良さを感じていて、嫌だと思っていることはなんなのかがわかる可能性がある。
そう考えるとモヤモヤも悪くない。
モヤモヤしたからって、落ち込む必要は全くないからご安心を!
DIE WITH ZEROを読んで
概要
この本は一言で言うと、「アリのように勤勉になりすぎず、キリギリスのように楽観的に遊びすぎず人生を楽しもう」という本だった
稼いで楽しまずに貯めるだけでも楽しくないし、使いすぎても将来不安になる。要するに程度問題だという話だと私は感じた
気になった章
「45−60までに資産をピークに持っていく」という話があった。老後のためにどのくらい残しておくべきかと言う節もあった。
これって暗黙に、「45−60までは働こうね」という前提がある。
話の流れ的には、「楽しいことしよう、人生楽しもう」、「その過程では最低の資産も貯めといてね」のようなものだった。
これを受けた印象としては、「キャッチーかつ言いたいことを詰め込んであるな」ではあったが、読後のモヤモヤは残った。
(言いたいこと=アリのようにお金を溜め込みすぎず、キリギリスのように散財して飢えることなく人生を楽しんで生きよう)
そこから考えたこととして、私は前提が明らかにされていない時、キャッチーさを得るための誇大宣伝的な書き方にモヤモヤするんだなと考えた。
(キャッチーさを得るための書き方=話の流れ的には「人生思い切り楽しもう」だけど、「働いてね(コソっ)」っていうもの。訳時点で誇大になったのかも知れないけど)
(うまく言語化できない)
こんなこともありましたが、読みたかった本読めて、自分をまた知れたので全然OK^^
最後よければ全部OKです